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今年も、耕す 木更津農場のtoyomax先生が野菜の育て方やまめ知識をお届けします!

2011年06月09日(木)

そろそろ肥料づくりの準備

toyomaxです。

最近、天候が不安定で天気予報もはずれがちですね。
webブラウザには常に週間天気予報のページが表示されるようにしています。

さて、そろそろ肥料づくりの準備をはじめたいと思います。

2週間くらいかけてじっくり作るものもあれば、
3日間くらいでささっと作れるものもあります。

今回は、身近な材料で作る『ぼかし堆肥』づくり
作るのに2週間くらいかかります。

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『ぼかし堆肥』というのは、有機肥料の一種で、
米ぬかやおから、魚粉などを発酵させて作った
肥料のことです。

今、育てている野菜の追肥のタイミング
(トマトだったら3~4段目の花が咲くころ)に使用する肥料です。

作り方は様々ありますが、
けっこう身近なものでできるので、ここでは簡単な作り方を。

【材料】
・おから 1kgくらい
・米ぬか 1kgくらい
※果物の皮や落ち葉などあれば、少し混ぜる

【作り方】
(1)たらい(または洗面器、桶)を用意します。
   ※4ℓくらい入るものであれば十分でしょう。

(2)おからと米ぬかを、5:5の割合でよくかき混ぜます。

(3)果物の皮や落ち葉があれば、少し混ぜます。

(4)サランラップやビニールなどで蓋をして保管。

(5)1~2日そのまま置いておくと、
   発酵して温度が上がってきます。(60℃くらいになります)

110609_02_2

↑発酵しはじめたおからと米ぬか

(6)温度が上がってきたら、毎日かき混ぜます。
   ※毎日よくかき混ぜてください。

(7)1週間ほど経って温度がそれほど上がらなくなってきたら、
   かき混ぜる頻度を2~3日に1回程度にします。

(8)作りはじめてから2週間ほど経って、
   温度が30℃前後に落ち着いたら完成です。

【使い方】
追肥をしたい野菜の株元に一掴みずつ置いて、軽く土をかけるだけでOKです。
※茎に直接触れないように注意しましょう。

 
もし米ぬかが手に入らなかったら…、
たとえばコーヒーのカス(コーヒーをドリップした後に残るカス)を、

よく乾燥させたものでも代用できます

(発酵させるのにちょっと時間がかかりますが…)。

また、油粕や魚粉などでも代用できますが、これらはホームセンターや

園芸店などの肥料のコーナーで入手することができます。

なにはともあれ、まずは手に入る材料を集めて作りはじめてみましょう!

次回は、3日間くらいでササっと作れる肥料を。
「やばい!もう肥料切れだ!」と急ぐ場合に効果があります。

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