2011年05月23日(月)
土は育てるもの?
toyomaxです。
ときどき、
「あそこの畑は良い土だ」とか、
「あそこの畑の土は良くない」とか、
そういう会話を耳にします。
だけど僕たちは、
「良い土/悪い土」があるんじゃなくて、
たとえば
「赤ちゃんの土」と、「ベテランの土」がある、
または、
「よく手入れされた土」と、「手入れされていない土」がある、
そんな風に考えています。
さて、そこでまず、
いままで皆さんが使っていたプランターや、栽培バッグ、
庭の土を少し調べてみましょう。
ちゃんと手入れされていますか?
ほったらかしになっていませんか?
簡単に調べる方法は、
指で土の表面をぐっとさしてみること。
人差し指をさしてみて、すっと指の半分くらいまでさされば、
よく手入れされていた土です。
力を入れないと指が入らない、
または、
ぐっと押しても全然指が入らない土は、
しばらく使われないうちに、カチコチになってしまった土です。
そんな土では
さすがに野菜たちも伸び伸びと育つことができません。
たとえば上の3つの写真。
キャベツの苗を、
種類の違う3つの土に植えています。
黒い鉢の苗は他の二つよりも10日も遅れて植えましたが、
それが2週間経つと…、
右側の黒い鉢の苗は、
あっという間に大きくなって追い抜いてしまいました。
これは土の固さの違いなんです。
左下の土は、耕作放棄地の土。
左上の土は、一年間土壌改良した土。
そして、
右側の黒い鉢の土は、照葉樹林(森林)の土。
森林の土はふかふかで、指をさすと指の重みだけで、
付け根まですっと入ります。
苗が若いころは、土の”ふかふか具合”が、
生育を大きく左右します。
なので!
まずは皆さんの土を”ふかふか”にしましょう!