わき芽エキス
toyomaxです。
なるほど。
「3日間くらいでササっとできる」肥料がある
とわかってたら、
「2週間かかるボカシ肥料」を作る前に、
まずそっちを見てから考えますよね。
というわけで、3日間くらいでササっとできる肥料の作り方。
ただし、あらかじめ注意事項ですが、
ササっとできる代わりに、
ササっと使わないといけません。
賞味期限が短い肥料なんです。
材料にもよりますが、
中の材料の色が黄色く変わってきたら、期限切れです。
だいたい2ヶ月以内くらいでしょうか。
使わない間は冷蔵庫に保管するようにしましょう。
ここでは、「わき芽エキス」・「果物エキス」の二種類を紹介します。
(1)わき芽エキス
【用意するもの】
・植物や野菜の葉
※クローバーやヨモギ、キャベツなどなんでもよい
・トマトのわき芽(もしもう出ていれば)
・砂糖(植物や野菜の葉の重さの1/3程度)
【作り方】(植物を1kg用意する場合)
1.材料にする野菜やわき芽を細かく刻む
2.広口のビンに入れ、砂糖150gと一緒によくかき混ぜる
3.手でぎゅうぎゅう押しながらしっかり浸けこむ
※漬物をつくるときの要領
4.残りの砂糖を蓋のように表面にしっかりかける
5.ビンの蓋をしめて、2~3日待つ
※蓋は空気が抜けるように緩めにしめます。
6.汁が浸み出してきて、材料が浮いてきたら、完成!
【ポイント】
・よいエキスになるかどうかは、材料にする植物や野菜の葉の新鮮さが重要です。
・材料にする植物や野菜の葉は洗わないようにしましょう。
(葉面に付着している微生物が重要です)
・早朝の一番元気なときに摘んだ植物や野菜の葉を使いましょう。
・トマトのわき芽は生長ホルモンや栄養素をたくさん含んでいますので、
わき芽がたくさん穫れたときに摘んで作ると効果的です。
【使い方】
・1000倍に薄めて、植物の葉や土に直接スプレーします。
↑田んぼのあぜ道などによく生えているスギナ。
スギナは植物の成長に欠かせないケイ素をたくさん含んでいるので、
スギナからとれるエキスは効果大です。
ウドンコ病予防の農薬代わりにもなります。
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(2)果物エキス
・作り方はわき芽エキスとほとんど同じです。
【用意するもの】
・果物(パイナップル、リンゴ、キウイなどなんでもよい)
・砂糖(果物の重さの1/2)
【作り方】(果物を1kg用意する場合)
1.材料にする果物を小さく切る
2.広口のビンに入れ、砂糖250gと一緒によく混ぜる
3.手でぎゅうぎゅう押しながらしっかり浸けこむ
※漬物を作る時の要領
4.残りの砂糖を蓋のように表面にしっかりかける
5.蓋をしめて、2~3日待つ
※空気が抜けるように蓋は緩めにしめます。
6.汁が浸み出てきて、材料が浮いてきたら、完成!
【ポイント】
・「わき芽エキス」同様、材料にする果物は洗わずに使います。
【使い方】
・1000倍に薄めて、野菜の葉や土にスプレーします。
・週に1回程度噴霧すると効果的です。
ところで、
こうしたものがどうして効果があるのか?
そのあたりを次回説明したいと思います。