vege-reso staff blog

今年も、耕す 木更津農場のtoyomax先生が野菜の育て方やまめ知識をお届けします!

2011年08月07日(日)

お久しぶりです。。。

なんだか、
ホントに間が空いてしまってすみません。

toyomaxです。

すっかり8月になってしまいました。
ちょっと言い訳がましくはなりますが、
夏の農場は思ったより大変で、
ついつい、ブログ書くのを怠ってしまいました。

でも、なんとか
ap bank fes ’11 Fund foor Japanの会場にも
沢山の野菜を届けることができました。

みなさんのvege-resoの様子をみていると、
もう、続々と収穫を迎えていて、
ブログのトップページを見ただけで、
なんだか”収穫祭”みたいな気持になっています。

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耕すのゴーヤ。雨よけにもなっています。

実家に帰ってボカシ堆肥をゲットされた方や、
コーヒーかすで肥料作りに挑戦された方もいて、
リロインベベさんの菜園なんかは、
たくさんの野菜や果物が少しずつ大きくなっていて、
いちど見てみたいな~、とか思いながら
いつもみなさんのブログを見ています。

さて、
たしか前回はわき芽エキスやボカシ肥料が
どうして効果があるのか?を次回説明します、と
言って、それっきりになってました。

それぞれネットで検索したりして、
みなさんいろいろ調べられているみたいで、
だいたい察しはついていると思いますが、

ポイントは、「微生物」なんです。

「土づくりが大切」とよく言いますが、
この「土」には、
土の中に住んでいる「微生物」のことも含んでいます。

植物は、
土の中の有機物を、微生物が分解したものを、
栄養として吸って、生長しています。

極端な言い方をすると、
植物は微生物の助けがないと、
うまく栄養分を吸収することができないんです。

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↑善玉菌が活発に活動しているうまトマトのバッグ

そして、
「微生物が有機物を盛んに分解している」状況が、
「発酵」なんだ、と考えてもらえればいいでしょう。

プランターの土を少しつまんで、注意深く見てみると、
小さな木くずみたいなものや、
ヒゲみたいな繊維物がたくさん入っていると思います。

これらは全て有機物で、このままでは栄養になりません。

将来、微生物たちの餌になって、分解されて、
はじめて、栄養として植物たちに吸収されていきます。

また、もし「発酵」させることができれば、
一気に分解を進めることができて、
植物がより効率よく養分を吸収することができるようになります。

なので、大事なのは、
こうした有機物を分解してくれる微生物たちが、
住み心地のよい環境を、
いかにして作ってあげるか? なんです。

そうすると…、

「よい微生物をどこから連れてくるか?」

ということと、

「どうしたらよい微生物が活発に活動してくれるか?」

ということが解決すれば、よい土づくりができる、
ということになります。

そのへんをまた次回に。

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