土をふかふかにする方法
toyomaxです。
さて、そこで土をふかふかにする方法ですが、
栽培バッグやプランターの土が硬かったという人も、
次のような方法でお手入れしてみましょう。
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【step1】表面の土をほぐす
移植ごて(園芸用のスコップ)で、表面から15cm
くらい土をほぐします。
【step2】棒で穴をあける
棒で、栽培バッグやプランターの底まで数か所さして、
水の抜け道になる穴をあけます。太い棒でなくても、
鉛筆くらいの太さで十分です。
【step3】水をかける
上から水を沢山かけます。下から水がたくさん浸み出て
くるまで水をかけます。
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以上。
えっ?それだけ?
はい、それだけです。
あとは、
野菜を植えてあげれば、土は再びふかふかに
なっていきます。
というのも、
実際に土をふかふかにするのは、人間にできる
ことではないんです。
難しい話は割愛しますが、
実際に土をふかふかにしてくれるのは、
土の中で働いてくれる微生物たちと、
その微生物たちが活動する環境を作っている植物の根なんです。
なので、人間は微生物が活動しやすい環境を作る
ところまでをお手伝いするだけなんですね。
土の中の微生物が活発に活動するためには、
「エサ」と、呼吸するための「空気」が必要です。
なかでも、土の中に「空気」が沢山あることは
とても重要です。
そこで、表面の土をスコップでかき混ぜてふかふか
にするわけですが、それだけでは足りないわけです。
一度かき混ぜてふかふかにした土も、何ヶ月も
水をかけて野菜を育てているうちに、だんだん
締まっていってしまいます。
「雨降って地固まる」という言葉がありますが、
まさにそうなんですね。
土が固まってしまうと、
どんどん空気が少なくなっていって、
次第に微生物が活動しにくくなります。
そうならないように、
水の抜け道を底の方に作っておくことが大事です。
こうすると、水が抜ける度に(水が通った後の負圧に
よって)、新しい空気が供給されます。
土の表面は次第に固くなっていったとしても、
水やりの度に空気の供給は続けられますので、
土の中で微生物が活動できる
=土がふかふかの状態が維持できる。
というわけです。
この作業は、もっと広い畑でも同じように行います。
これはプラソイラーという機械で、すごく硬くて長い鉄の爪を
土の中に60cmくらい深くさしたまま、畑の中をひきずります。
そうすると、畑の土の深いところに水の抜け道ができて、
畑の表面(30cmくらいの深さ)のところをふかふかに維持
しやすくなるんです。
ここまでできたら、種まきの準備はOKです。